坪井家関係資料目録

この目録は、高度アーカイブ化事業による成果のひとつとして発行されました。

坪井家関係資料とは、正五郎を含む坪井家四代の当主に関する坪井家資料の一部になります。坪井家関係資料は正五郎の他にその祖父:信道、父:信良、長男:誠太郎、など坪井家四代に渡る資料によって構成されています。その核となる坪井正五郎(1863-1913)は日本の人類学や考古学の創設に関わった人であり、東京大学人類学教室の初代教授です。また、祖父信道と信良は蘭方医であり、信良は福井藩主松平春嶽に仕え、正五郎の長男誠太郎(1893~1986)は地質学者として先駆的な研究を行い、東京大学教授の職にありました。特に坪井正五郎自身が大学予備門時代に肉筆で作成し、仲間内で回覧した『小悟雑誌』やイギリスでの留学生活を記した『りゅうがくにっき』など近代人類学の発展を支えた彼自身の足跡を追うことが出来る貴重な資料が数多く含まれています。なお、『坪井家関連資料目録』には誠太郎関係資料は収録しておりません。

※この目録に収録された情報は、当センターのデジタルアーカイブ「Digital Cultural Heritage」で「坪井家関係資料」として公開しております。

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